オンラインゲームが、再び想像を超える「富」をもたらした。「インターネットの女王」と呼ばれるウォールストリートの証券アナリストのメアリー・ミーカー氏がこのほど、最新版のインターネット・トレンド・レポートを発表した。その中のいくつかのデータが、中国のインターネットはすでに、オンライン娯楽や自動車、自転車などのシェアリングの黄金時代に突入しているほか、中国のゲーム市場は世界一の規模になっていることを示している。北京晨報が報じた。
中国のゲーム「王者栄耀」がレポートに何度も登場
ミーカー氏はこのほど、米国Codeのカンファレンスで2017年版の「インターネット・トレンド・レポート」を発表した。
17年度のインターネットのトレンドの予想では、ゲーム業界に惜しみなく焦点を合わせ、世界のゲームの分野や中国のゲームの分野の目を見張るパフォーマンスに何度も言及している。また、世界で大ヒットしている「英雄聯盟」や「王者栄耀」などの中国のゲーム名も同レポートで何度も登場する。
同レポートによると、スマホゲームが人々の生活に急速に浸透しており、2015年7月から17年3月の間に、世界のゲーマーがスマホゲームをする1日当たりの時間は33%増えた。また、世界のエレクトロニック・スポーツの観戦回数は1ヶ月当たり1.61回と、前年比で40%増えた。うち、「英雄聯盟」のワールドチャンピョンシップの観戦者数は4300万人に達した。
ゲーマー増加によるスケールメリットにより、ゲームの売上額が急増している。レポートによると、16年、世界のインタラクティブゲームは急速に成長し、売上額が前年比9%増の1000億ドル(約11兆円)に達した。ゲーム市場において、16年、中国は米国を抜き、世界一の規模になっている。
大ヒットゲームがインターネット会社の稼ぎ頭に
インターネットの新世代ネットユーザーが若年化するにつれ、より多くの消費者が有料のオンラインゲームやライブストリーミング、オンライン動画などの娯楽コンテンツを利用するようになっている。同レポートによると、世界のゲーマーの数は26億人に達している。その膨大なゲーム人口を背景に、大ヒットゲームがインターネット会社の売上額増加を牽引する稼ぎ頭になっている。
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