中国国家観光局が25日に発表した「2017年端午節休日観光の手引き」によると、旧暦5月5日にあたる5月30日を中心とした27~30日の端午節連休期間に、国内観光市場が受け入れる観光客はのべ8千万人、観光収入は330億元に達することが予想されるという。
同局の調査データによれば、端午節連休には短距離の周辺観光に今年も人気が集まるとみられる。近郊へのおでかけが中心で、全体の44.1%を占める。以下、隣の省や直轄市へのおでかけ、香港・澳門(マカオ)・台湾地区への小旅行、海外旅行と続く。動物園、テーマパーク、庭園、山、ウォーターアクティビティ、民俗ツアー、生態環境ツアーなどがこの短い連休に人気の周辺観光で、場所は国内は西安、成都、蘇州、桂林、三亜、杭州などに人気がある。
6月1日の国際児童デーを間近に控え、前倒しで子どもと一緒に家族で出かけるというのが連休観光の主要原動力になっている。調査によれば、連休期間には家族と自由旅行をするという人が46.8%に上り、友人との自由旅行は39.8%だった。娯楽施設が整い、移動にかかる距離と時間が短く、砂遊びや水遊びができる観光スポットが子どもと一緒の家族旅行の人気目的地で、海洋公園、動物園、テーマパークはどこも予約がいっぱいだ。ディズニーランドとユニバーサルスタジオは親子旅行をする31~40歳の層に大人気で、24~30歳の若年層にも歓迎されている。
端午節は重要な伝統的祝日であり、その民俗風習を取り入れたイベントに人気が集まる。民俗風習を楽しむ、ドラゴンボート、古い町並みを尋ねる、お参りに行く、などが人気で、二線都市と三線都市で特に人気が急上昇している。長江流域の嘉江、杭州成都、蘇州などは民俗的ムードが濃厚で観光客に高い人気があり、湖南省汨羅は世を嘆いて洞庭湖に身投げした古代の詩人・屈原をしのぶイベントに大勢の観光客が訪れ、台児荘、烏鎮、周荘などの古い町並みも人気のおでかけスポットだ。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年5月26日
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