6月1日の「国際子供の日」を間近に控え、実店舗もECプラットフォームも消費者を呼び込もうと子ども向け商品の販売促進キャンペーンを次々打ち出している。小さなものではシール、パズル、シャボン玉液、大きなものではラジコンカー、変身ロボット、さらに大きなものでは室内用滑り台、電気自動車などなど、何でも国際子供の日に合わせた販促活動の対象になっている。「国際商報」が伝えた。
北京愛琴海購物公園の関連部門責任者は、「これまでの単なる割引キャンペーンや、一定額を購入するといくらいくら割り引くとかプレゼントを差し上げるとかいった伝統的な販促手法に比べ、今年の売り場で展開される販促キャンペーンはオンラインとオフラインが連動したものが多い。たとえばQRコードをスキャンして店舗情報をフォローしたりオンラインイベントに参加したりすると割引サービスが受けられるとか、オンライン抽選会でプレゼントが当たるとか、いろいろある」と話す。
北京新世界百貨望京店は、子ども売り場の新製品を40%オフにする、「お年玉」を大々的に贈る、子ども売り場で買い物すると文房具をプレゼントするなどのキャンペーンを展開する。同百貨店の販売担当者は、「子ども用品の消費のピークは一般的に1年に2回ある新学期の開始時期と国際子供の日の頃だ。国際子供の日期間の販促活動に力を入れ、消費者に還元するとともに、オンラインイベントを通じて当店のブランドを普及拡大し、顧客のロイヤリティを高めたい」と話す。
国際子供の日期間中、多くの企業が親子を対象にした業態に照準を合わせ、親子消費が今年の販促活動の中心になるとみられる。多くの店舗が小さなお客様のために親子で一緒に体験できるさまざまなイベントを準備しており、パズル大会、落書き遊び、工作教室などがあるという。
天津銀河国際購物中心によると、「子どもデーのイベント開催期間には、店舗が打ち出す販促イベントのほか、親子で一緒に体験できるイベントがますます多くなる。親子で写真を撮るイベント、親子で才能を発見するイベント、親子対象の教育イベントなどだ。店側は親子一緒で陶磁器を作ったり、絵を描いたり、切り紙やスケートをしたりするイベントを通じて、消費者を誘致したい考えだ」という。
子供用写真スタジオも繁忙期を迎える。複数のスタジオを取材したところ、国際子供の日期間に子どもの写真を撮り、成長を記録しておきたいという親たちに大勢出会った。グリム童話子ども写真スタジオの店員は、「子どもデーに撮影の予約をする人がすごく多くて、予約件数は普段の3倍近くにもなる」と話す。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年5月26日
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