中国のインターネットサービス大手・騰訊(テンセント)の17年第一四半期(1-3月)の業績報告によると、売上額が前年比55%増の495億5200万元(約7928億円)で、純利益が前年比58%増の144億7600万元(約2316億円)となった。うち、「王者栄耀」や「龍之谷」を代表とするスマホゲームが129億元(約2064億円)分寄与した。パソコンゲームの「英雄聯盟」や「地下城与勇士」も約141億元(約2256億円)の売り上げを実現した。
ポータルサイト大手の網易の第一四半期の業績報告もゲームの売り上げの寄与が顕著だった。統計によると、網易の同期の売り上げ額は前年同期比約72%増の136億4000万元(約2182億円)だった。株主に配当される純利益は前年同期比約59%増の39億2000万元(約627億円)だった。うち、スマホゲームの業務がオンラインゲームの売り上げ額のうち73.3%以上を占めた。
多数のゲーム会社の株価が4割以上上昇
今年に入り、海外の多数の大手ゲーム会社の株価が4割以上上昇した。そのため、海外の株式市場では、ゲーム会社が最も注目を集める業界となった。ゲーム会社の株式を向上させている直接的要因は、右肩上がりの業績で、業績の伸びに貢献しているのが大ヒットゲームだ。
米大手調査会社Newzooが発表したレポートによると、16年、モバイルゲームの売上額は約386億ドル(約6176億円)で、20年には66%増の650億ドル(約1兆400億円)にまで増加すると見込まれている。17年、モバイルゲームの売上額は前年比19%増の462億ドル(約7392億円)に達すると予測されている。16年、モバイルゲームの売上額は15年比で26%増だった。増加に寄与したのは主に、アジア太平洋や中東、アフリカなどの地域で、北米や欧州などの成熟した地域も、ペースは遅いものの安定して成長を続けている。 (編集KN)
「人民網日本語版」2017年6月5日
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