今年に入り、日本のドラマが中国でリメイクされるケースが増加しており、日本映画やドラマのファンは、リメイクされると「原作本来の面白さ」が薄れてしまうのではと心配している。ところが、それらリメイク版は完全コピーの「コスプレ作品」という、逆の極端な道を歩んでおり、「これはリメイクではなく『翻訳』だ」とツッコミを入れるネットユーザーもいる。(文:胡広欣。羊城晩報掲載)
細かな点まで完全コピー
原作に忠実であるか、大幅に変えるかという難しい選択において、中国でリメイクされるほとんどの作品が前者を選んでいる。中国版「プロポーズ大作戦」の「走るシーン」や、「デート~恋とはどんなものかしら~」のヒロインの「アヒル口」など、リメイクでは細かな点まで「コピー」されている。現在公開中の中国版「家族はつらいよ」も原作に「忠実」で、ストーリーの基本構成、人物設定、笑いどころなどまでが再現されている。このような100%コピーのリメイク版は中国の観客の心をつかむことはできておらず、あるネットユーザーは、「中国版が日本版を100%コピーしているなら、日本版を見たほうがいいよね?」との声をあげている。
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