私たちは日常生活の中で、ほぼ毎日、二次元コードをスキャンをしている。モバイルインターネットの高度発展により、一般人の生活で二次元コードの普及が進んでいる。統計によると、世界の二次元コード利用者の9割が中国人で、中国はまさに名実ともに「二次元コード大国」になった。しかしモバイルインターネットと二次元コードの急速な発展により、二次元コード業界の統一基準・規範の欠如、安全リスクといった問題が生じている。中国科学報が伝えた。
海外における二次元コード研究は、1980年代後半に始まっている。世界の既存の一次元コードと二次元コードは、250種類以上ある。なかでも日本で開発されたQRコードは、最もよく知られている二次元コードだ。微信(WeChat)、第三者決済サービスの支付宝(アリペイ)など、私たちが目にする二次元コードのほとんどがこのQRコードだ。
中国インターネット情報センターが今年発表した、第39回「中国インターネット発展状況統計報告書」によると、中国のモバイルインターネットユーザー数は、昨年12月時点で6億9500万人に達した。また、モバイルインターネット利用者のほとんどが、二次元コードの個人利用者でもあるため、中国の二次元コード利用者は7億人弱いることになり、欧州の総人口に相当する規模だ。
最近、一部都市の住宅地では水道代・電気料金の支払いを請求する偽物の二次元コードを貼るという犯罪が生じている。また都市部でも違法駐車の罰金と称する二次元コードが貼られたり、シェア自転車の二次元コードを偽造するといった犯罪が目につくようになり、これをスキャンした場合、詐欺被害に遭ってしまう。
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