◆軍事における今回の事件
無人潜水機の活動に対して米側は軽く扱うようなそぶりを見せているが、それによって背後の真実の意図を覆い隠すことはできない。今回南中国海で浮上した無人潜水機は、対中を含む米国の軍事戦略の「氷山の一角」に過ぎない。米国はとうに無人潜水機を開発し、これを海軍力を倍増するものと見なし、世界及び中国に対する軍事的優勢を維持するための重要な武器システムの一部と見ている。近年米国は無人潜水機の開発、投入を拡大し続けている。今回南中国海で無人潜水機を放った米海軍測量船「バウディッチ」は、すでに何年も対中接近偵察を行っている「常習犯」だ。
長年、米軍は中国側の反対を顧みず、中国周辺海域に艦艇や航空機を派遣して偵察、軍事測量を行っている。これは米国が中国に対して依然疑念や懸念、さらには敵意を抱いていることの表れだ。米軍の対中接近偵察及びいわゆる「航行の自由作戦」は、海空での不測の事態を起こしやすいだけでなく、中米の戦略的相互信頼強化の障害ともなる。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年12月19日
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