科学研究者が18日、中国科学院空間応用工学・技術センターで、宇宙から帰還し花を咲かせたシロイヌナズナを公開した。
中国科学院が発表した情報によると、有人宇宙船「神舟11号」と宇宙実験室「天宮2号」の切り離し前に、宇宙飛行士は天宮2号内の空間応用システム総合材料生成実験の2回に渡る実験サンプル(計12件)と高等植物培養実験帰還サンプルを、神舟11号帰還モジュールに移すことに成功した。新華社が伝えた。
神舟11号の帰還モジュールは18日13時59分にメイン着陸エリアに無事着陸した。総合材料実験サンプル、高等植物培養実験帰還サンプルが帰還モジュールと共に回収された。同日19時頃に北京に運ばれ、空港で空間応用システムに交付され、中国科学院に到着した。空間応用システム総合・関連実験人員が、実験サンプルの基本状態の検査を行い、帰還サンプルに不備がないことを確認してから、関連する実験の科学者に交付した。
高等植物培養ケース帰還サンプル内のシロイヌナズナの種は、宇宙で48日間栽培され、茎が伸び花が咲き結莢したことがわかった。これは種子から種子へと移る発育の全過程を完了したことを意味している。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年11月21日
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