3日午後8時43分、海南省の「中国文昌宇宙発射センター」から、次世代中国国産キャリアロケット「長征5号」が打ち上げられた。打ち上げから約30分後には積載物とロケットが分離され、目標の軌道に投入された。
中国国家国防科技工業局や国家航天局(宇宙局)は、「今回の打ち上げ成功は、中国のキャリアロケットがアップグレードとモデルチェンジを実現し、積載能力が世界のトップレベルに達したことを意味する。中国は『宇宙大国』から『宇宙強国』へと歩みを進めている」との見方を示した。
●キーワード
【运载火箭】キャリアロケット
【升级换代】アップグレードとモデルチェンジ
【运载能力】積載能力
長征5号は未来の月探査プロジェクト第3期、有人宇宙ステーション、初の火星探査任務などの国家重大科学技術特別プロジェクト・重大プロジェクトを実現するための、重要な基礎・前提条件となる。計画によると、月探査機「嫦娥5号」が2017年に月面着陸し、サンプルを回収し帰還する。2018年には宇宙ステーション核心モジュールを打ち上げ、2020年には火星探査機を打ち上げる。これらの任務はすべて、長征5号によって実現される計画だ。
●キーワード
【采样】サンプルを回収する
【核心舱】核心モジュール
【火星探测器】火星探査機
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