宇宙実験室「天宮2号」による地球軌道の周回数が増え続けるに伴い、天文ファンがその話題を眼にする機会も日増しに増えている。今では、この「颯爽と登場した新スター」を「追っかける」熱狂的なファンの中には、多くの外国人も見られるまでとなった。新華網が伝えた。
ロシアの天文ファンが立ち上げたフォーラム「ASTRO」には、「天宮2号」の姿が何度も話題になっている。同フォーラムは、多くの海外天文ファンのホームページとリンクしていることから、多くの国の天文ファンも、「天宮2号」についてコメント、あるいはその画像をアップするようになった。
ネットユーザのロマノフ・フィリップさんは9月22日、「天宮2号は今、へびつかい座のZ星の前を飛行している」と投稿した。彼がアップした動画のリンクでは、ケビン・フィットさんが撮影した夜空の画像がある。その画像には、キラキラと光りを放つ天宮2号が写っており、カメラの右から左に、赤道にあるへびつかい座の中でひときわ輝く星の下方を高速で飛行していた。大の天文ファンであるキャロルさんは、「どんなツールを使えば、このような素晴らしい動画が撮影できるのですか?」と尋ねた。フィットさんはこの問いに対し、「1眼レフの微光暗視カメラを使いました」と、やや得意げに答えた。
今月11日、熱心な天文ファンのポール・マリーさんは、非常に珍しい写真をアップした。米アリゾナ州の砂漠に、1本のサボテンがそびえ立っており、天宮2号は明るい軌跡を残しながら、暗黒の夜空を横方向に飛んでいく写真だった。この時、タイミング良く2個のイリジウム衛星が天宮2号の軌道の右側を縦方向に飛んでいて、2本の平行線を残した。これらの軌跡によって、星と星の間に、左に傾いた「士」の字が出来上がった。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年10月18日
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