2016年10月17日  
 

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人民網日本語版>>経済

中国、経営不振に陥る老舗企業 いかに「ゾンビ化」から脱出?

人民網日本語版 2016年10月17日08:16

熾烈な競争が繰り広げられている今の市場で、いかに問題を克服して輝きを取り戻すかが、全ての老舗企業の共通の課題となっている。

生き残りが難しい老舗企業

稻香村、東阿阿膠、全聚徳、同仁堂……。これら老舗企業は、中国では誰でも知っており、文化とも言えるものを築いてきた。しかし、時代遅れの体制であることや市場の需要にマッチしていないこと、後継者不足などの問題が重なり、その発展状況は思わしくない。

現在、中国商務部(省)が老舗ブランドと認定する「中華老字号」の称号を得ている企業が中国に1128社あり、うち73社が上場企業だ。これら老舗企業のうち、同仁堂や東阿阿膠、稻香村など、成長を続けているのはわずか20-30%。ほとんどの老舗企業が経営不振となっている。さらに、名前が存在するだけで、商品販売が止まっている「ゾンビ」のような状態の老舗企業も少なくない。

一方、海外の老舗企業の多くは、他の大企業とタッグを組んだり、商品のイノベーションをしたりするなどして、世界で知られるブランドへと成長している。長年連続で発表されている世界で最も価値のあるブランドトップ100の半数以上は、欧米と日本のブランドで、その多くが老舗企業だ。

4つの問題克服が課題

21世紀に入り、1651年に創業した刃物メーカー・王麻子剪刀が経営困難に陥り、巨額の負債を抱えて、傘下の工場閉鎖を余儀なくされた。必要に応じて改革を進めることができなかった国有企業の同社は、現代にマッチした企業制度を構築できず、成長がストップしてしまった。


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