金融資産管理サイトの「wacai.com」とアリババ(阿里巴巴)系列の旅行サービスプラットフォーム・阿里旅行が、国慶節(建国記念日、10月1日)連休後に共同で発表した「旅行消費データ報告」によると、中国人の旅行支出は、年間1人あたり9498元(1元は約15.4円)に上ったという。この数値は、2015年の住民1人当たり可処分月収1830元の5.2倍に相当する。報告では、地域・年齢別による旅行者の「イメージ」が描き出された。北京市民には金遣いの粗い「成金」が多く、ファーストクラスを最も良く利用するのも北京の旅行者だ。黒竜江の人々は、旅行にでる頻度が最も低く、旅行者の割合が最低だった。北京日報が報じた。
報告によると、年間の旅行支出額が最も多い地方トップ5は順に、北京、上海、成都、重慶、深センだった。一線都市の中では、広州だけがトップ5から外れ、第9位だった。
北京や上海などの大都市住民の旅行支出が上位である理由は、現地の所得レベルが高いことに関係しているほか、消費に対する考え方とも関係がある。報告によると、北京、上海両都市住民の年間旅行支出が現地の1人当たり可処分所得に占める割合は、全国で最高だった。浙江省と天津の旅行者は、相対的に「節約家」が多く、年間旅行支出が現地住民の2ヶ月分の所得とほぼ同額だった。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年10月15日
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