長い歴史の中で、多くの地域の文明が途絶え、文字が消滅してしまった。しかし、中国だけはその地理的条件から、文化が絶えず継承され、漢字も秩序立てた変遷を経て、3000年以上の歴史を持っている。途絶えたことのない網羅的な文化系統が存在するため、漢字には、東アジア地域全体の文化が詰まっている。光明日報が報じた。
中日文化友好交流を見守って来た「漢字」
漢字をアートとして描く書道は、中華民族にとって宝のように貴重な文化で、世界の文化アートにおいても異彩を放っている。それは、皇帝や将軍などの上層階級だけでなく、一般市民の生活にまで浸透し、さらに、日本や韓国へも伝えられた。
「国の交わりは民の相親しむに在り、民の相親しむは心の相通ずるに在り」というが、中日両国の文化交流を振り返ると、遣唐使から清(1644-1912年)の時代の留学生に至るまで約2千年間、中国や日本の文字は文化を伝えたり、交流したりするためのツールとしての役割を果たし、文化交流を見守って来た。現時点で、中国以外で依然として漢字を使用しているのは日本だけで、日本には、約2000の常用漢字がある。そして、毎年3回「日本漢字能力検定」も開催されている。
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn