外交部(外務省)の華春瑩報道官は17日の定例記者会見で、スロバキアのキスカ大統領が独断専行でダライ(ダライ・ラマ14世)と会談したことに、断固たる反対を表明するとともに、相応の対応をとるとした。
【記者】メディアによると、スロバキアのキスカ大統領は「個人として」ダライと昼食を共にした。これについてコメントは。
【華報道官】スロバキアのキスカ大統領は16日、中国側の強い反対を顧みず、スロバキアをこそこそと訪問していたダライ・ラマ14世と頑なに会談し、1つの中国政策という約束に背いた。中国側はこれに断固反対するとともに、相応の対応をとる。ダライ・ラマ14世は長年反中分裂活動に携わり、西蔵(チベット)を中国から分裂させようと企てている。中国側はダライがいかなる身分、名前で反中分裂活動に携わることにも断固反対し、いかなる国の政府関係者がいかなる接触を行なうことにも反対する。
今回キスカ大統領は独断専行し、誤った立場をあくまでも堅持し、中国側の核心的利益を損ない、中国・スロバキア関係の政治的基盤も深刻に破壊した。中国側はスロバキア側に対して、ダライ集団の反中分裂の本質を認識し、中国側の核心的利益と重大な懸念をしっかりと尊重し、1つの中国政策を厳格に順守し、実効性ある措置を講じてこの誤った行動による悪影響を取り除き、両国関係が改めて健全で安定した発展の道へと戻るようにすることを要求する。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年10月18日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn