国家国防科技工業局が発表した情報によると、中国は30日11時17分に太原衛星発射センターから長征4号乙ロケットを使い、資源探査衛星「資源3号02」の打ち上げに成功した。同衛星は軌道上を周回中の「01」と観測ネットワークを形成し、観測の周期を短縮する。中国の地理空間情報の収集能力と適時性を高め、中国の測量事業の高度発展を促す。人民網が伝えた。
同衛星にはCCDカメラ3台、マルチスペクトルカメラ1台、レーザー距離測定器1台が搭載されている。同衛星は01と比べ分解能が高く、映像融合能力が優れており、高度測定の精度が高い。連続的・安定的かつスムーズに高分解能立体映像・マルチスペクトルデータを収集できる。精度と画素数が高ければ高いほど、はっきりした画像が取得でき、測量を力強くサポートできる。国家測絵地理信息局(国家測量地理情報局)衛星測量応用センターの唐新明副センター長は、「(資源3号02の打ち上げにより、)衛星データの取得効率が高まり、同一エリアにおけるデータ取得周期が短くなり、同じ時間内で取得できる有効データがより多くなる。これまでは1年で国内を6回撮影できたが、今後は12回撮影できる」と話した。このネットワークにより、世界の未カバーエリアのデータ収集を速め、重点エリアのデータ収集の頻度を高めることができる。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年5月31日