「一帯一路」(1ベルト、1ロード)に関連する40数カ国・地域、ユネスコ、地球観測組織、世界気象機関などの国際組織の地球観測分野の学者・専門家ら300人余りが16日、北京市で開催された「一帯一路空間認知国際会議」に出席した。中国人科学者は会議で、「デジタルシルクロード」国際科学計画の構想を打ち出した。新華社が伝えた。
中国科学院院士の郭華東氏は、「地球観測技術は、国境をまたぐ立体的な共同観測を実現し、よりスムーズ、正確、広範に一帯一路を認識できる。デジタルシルクロード計画は、一帯一路の空間データ、環境情報、方針決定のサポートを提供し、中国と沿線国の科学技術および全面的な協力を促進する」と述べた。
中国科学院地学部院士の傅伯傑氏は、「現在直面している気候変動、食料安全、水不足、生態環境の悪化など重大な課題は、科学技術の革新により解消しなければならない。地球観測技術により一帯一路沿線国の自然資源環境構造および発展の潜在力を研究し、二国間・多国間協力の基礎をしっかり固めたい」と表明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年5月17日