国家発展改革委員会と交通運輸部(交通運輸省)はこのほど国務院の承認を得て、「交通インフラ重要プロジェクト建設3年行動計画」を通達した。2016年から2018年の3年間に重要交通インフラプロジェクト303件を重点的に推進する。
国家発展改革委員会基礎産業局の鄭建副局長によると、「行動計画」では欠陥を補い、ボトルネックを解消し、バックボーンを強化し、連結を最適化し、質を向上することに力を入れる。交通ネットワークを一層整備し、インフラ機能を強化し、国内・国際通路が連結し、地域の都市と農村を広範囲にカバーし、中枢・連結機能が整い、一体化した便利で効率的な総合交通輸送システムの形成を推し進めることが目的だ。
303件のプロジェクトでは質の高い高速交通網の構築、広範な基礎交通網の整備、効率的な都市間都市交通網の発展を主に推し進める。高速交通網では、高速鉄道網の形成を加速し、波及・けん引能力を強化し、国家高速道路網を整備し、地方高速道路を適度に発展させることが主要課題だ。
基礎交通網では、中・西部鉄道、地域間幹線鉄道の建設を加速し、一般国道・省道の質の向上、ボトルネック区間の建設を推進し、沿海と河川水上交通施設の専門水準を高め、農村道路、一般空港、郵政、速達のインフラ整備を強化する。
都市間交通では、北京市・天津市・河北省、長江デルタ、珠江デルタの3大都市群の都市間鉄道網を完成し、成都・重慶、長江中流、海峡西岸といった都市群の都市間鉄道の建設を推進し、鉄道交通、高速道路をバックボーンとする都市間交通網を形成する。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年5月30日