外交部、フィリピンの仲裁案は法律の仮面をかぶった中国に対する政治的挑発

外交部（外務省）の5日の定例記者会見で、洪磊報道官が質問に答えた。

【記者】中国はフィリピンが一方的に提起した南中国海をめぐる仲裁を受け入れるべきであり、さもなくば国際法を遵守していないことになるとの声がある。また、フィリピンの南中国海仲裁案は国連海洋法条約に違反し、国際法治に違反するとする国際法の専門家もいる。これについてコメントは。

【洪磊報道官】中国はフィリピンが一方的に提起した南中国海仲裁案を受け入れず、これに加わらずことが完全に法にのっとり事を運ぶ。早くも2006年に中国政府は国連海洋法条約第298条の規定に基づき、強制的仲裁を排除する政府声明を発表した。

フィリピンの仲裁案は当初から合法性と正当性を欠き、事実上故意に法律の仮面をかぶった中国に対する政治的挑発だ。特定の国が自国の利益を企てて国際法治を「のっとり」、「法治」の名の下に法治を破壊し、国際的な公正と正義を踏みにじることに、われわれは断固として反対する。（編集NA）

「人民網日本語版」2016年5月6日