外交部(外務省)の華春瑩報道官は28日の定例記者会見で「中国側は国際法に合致する真の航行の自由を一貫して尊重し、支持しているが、航行の自由の名をかたって中国の主権と安全保障上の利益を損なういかなる行為にも断固として反対する」と表明した。
【記者】報道によると、米連邦議会議員数人はこのほど、米国が南中国海で展開している「航行の自由作戦」について、現在3カ月ごとに艦船を派遣しているが「中国に強いメッセージを送るには全く不十分」であり、通常の行動にするべきだと述べた。これについてコメントは?
【華春瑩報道官】米誌ナショナル・インタレストはこのほど、南中国海に対する中国側の領有権主張が地域の国際貿易流通に影響を与えると懸念する米側の説明は成り立たず、南中国海での中国側の活動は米国の安全を損なっていないと指摘した。米軍は南中国海に空母を派遣して武力を誇示しているが、空母打撃群の調達費用は130億ドルにも達し、行動には1日平均650万ドルを要するが、米国の債務はすでに19兆ドルを超えている。米側のある人々は、いわゆる「航行の自由作戦」の展開に全力を尽くして国内の納税者の支持を得ているのだろうか?(編集NA)
「人民網日本語版」2016年4月29日