「経済の新常態」下における大調整には、上がり下がり(改革の推進、成長率の低下)がつきもので、新たな挑戦もあればチャンスもある。成長率が減速する間に体制改革、ストックの調整、増量の最適化を加速し、大調整の中で将来の発展チャンスを探し、育成し、新たな発展モデルに向けて邁進する。これが、「構造的改革の推進における堅塁攻略の年」である2016年の要点だ。
中国経済は「衰退論」によって衰退するわけではなく、「回復論」が出れば回復するわけでもない。国際社会も中国も、健全な中国経済を必要としている。中国経済の未来は、自国の政策と競争環境だけでなく、改革と革新の継続によって決まる。李克強総理が今年の政府活動報告で指摘したように、発展の無尽蔵の力は国民の中に隠されている。9億人以上の労働力、高等教育を受けた専門技能を持つ1億人以上の人材こそが、中国の最大の資源であり強みなのだ。新旧の原動力の転換を実現し、人材資源と科学技術革新に頼る発展への転換を推進することは、痛みを伴う調整の過程だが、同時に希望に満ちたアップグレードの過程でもある。(編集SN)
「人民網日本語版」2016年4月28日