ファーウェイは最新フラッグシップスマートフォン「Huawei P9」「Huawei P9 Plus」の発表会で、意外にも第1世代VR(仮想現実)ゴーグルを発表した。これはファーウェイがVR分野への進出で、実質的な一歩を踏み出したことを意味する。北京日報が伝えた。
同製品は世界初の、360度パノラマと音場の同期再生対応のVRデバイスで、通話、ショートメッセージ、微信(WeChat)の機能を持ち、VRと実際の景色をワンキーで切り替えられる。近視のユーザーも調節により、裸眼で使用可能。しかしファーウェイはその他の詳細な情報を公開せず、業界の憶測を呼んだ。具体的な発売時期や価格についても未公開。
スマートフォンの大ブームの時代が過ぎ、テクノロジー企業はVR分野に力を入れている。B2Bサイトのタオバオは4月上旬に「Buy+」を発表し、VR技術を使ってリアルな買い物シーンを再現し、ショッピングの新体験をもたらした。スマホ大手・小米科技のVR事業も、微博(ウェイボー)の公式アカウントを開設した。これは同社のVR業界への進出の予兆とみられている。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年4月21日