「プラスのエネルギー」に溢れた日本の映画「ビリギャル」が14日、中国で正式に封切られ、上映初週にして興行収入2200万元(約3億7千万円)に迫り、これまでの日本の実写版映画の中国国内での記録を軽々と塗り替えた。新華網が伝えた。
「ビリギャル」の中国上映は中国国内メディアと視聴者の大きな注目を集め、中国での公開前夜の13日夜には、日本のTBSがゴールデンタイムのニュースで「『ビリギャル』が日本よりも受験競争の激しい中国で上映される」と伝えている。主人公さやかを演じた有村架純はインタビューにおいて、「『ビリギャル』が励みとなって、多くの人が奇跡を生み出すことを応援できるような映画になれば」と語っている。
感動を我慢できずにネットで感想をシェアしている人も多い。ある観客はネットでは、「絶対に気安く諦めない。どれだけ不思議な力をもっているのか自分でも知らないのだから」といったコメントや、「この映画を1年早く観ていれば、私の受験も人生も大きく変わっていたかもしれない」といったコメントが見られた。また、映画で見られる教師と生徒の情や家族愛、友情に感銘を受け、「一人一人の人生において坪田先生のような教師や両親、友人が必要。一人一人がこうして信頼され、励まされ、評価されなければならない」といったコメントも見られた。(編集MI)
「人民網日本語版」2016年4月21日