中印国境問題特別代表の第19回会談が20日に北京で行われ、中国の楊潔チ国務委員とインドのDoval国家安全顧問が国境問題、両国関係、地域・国際問題について幅広く、踏み込んで、率直に意思疎通を行った。中国新聞網が伝えた。
双方は「中印国境交渉は前向きな基調を維持し、国境をめぐる争いは有効に管理・コントロールされ、国境地帯は全体的に平和で安定している。双方は両国関係の長期的発展という大局に立ち、相互尊重・理解という積極的な姿勢に基づき、これまでの交渉の成果を踏まえ、政治的解決の方向を堅持し、国境問題の平和的交渉による解決を堅持し、同じ方向に向かい、引き続き大枠交渉プロセスを推進し、公平で合理的な、双方共に受け入れ可能な解決案を目指す。同時に、争いを適切に管理・コントロールし、国境問題協議を強化し、国境地帯の平和と安寧を維持し、両国関係の発展にプラスの環境を築く」と指摘。
「中印関係発展には重大な意義があり、大きな将来性がある。両国の共通利益は溝を大きく上回る。習近平国家主席の2014年の訪印とモディ首相の2015年の訪中に象徴されるように、中印関係は包括的で急速な発展の新時代に入り、各分野の協力において重要な進展を遂げている。双方は両国指導者の重要な共通認識をしっかりと実行に移し、ハイレベル交流を緊密化し、協力の潜在力を掘り起こし、中印関係をさらに高い水準へと押し上げるべきだ」との認識を示した。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年4月21日