今年の世界人口デー(7月11日)の時点で、インドの人口は12億7400万人、年平均増加率は1.6%に達した。この増加スピードにもとづいて推算すると、インドの総人口は、2050年には中国を上回り、世界で最も人口の多い国家になる可能性が高い。海外メディアの報道を引用して中国新聞網が伝えた。
インド国家人口安定化基金(NPSF)の統計データによると、インド現地時間11日午後5時の時点で、インドの総人口は12億7423万9769人に達し、世界の総人口の17.25%を占めるに至った。NPSFによると、増加スピードがこのまま変わらない場合、インドは人口過剰などの人口関連問題に直面する恐れがあるという。
今のところ、インドの人口増加率は、世界で最も人口が多い中国(13億9千万人)の増加率を凌いでおり、2050年にはインドの人口は中国を上回り、世界で最多人口を擁する国になる可能性が高い。インドの官僚は、「増加スピードがこのまま変わらない場合、インドの人口は2050年には16億3千万人に達する見込みがある」と指摘している。
インドのJ.P.ナッダ保健相は、某会議において、「インドが人口安定化という目標を達成するためには、非政府組織(NGO)の協力が不可欠だ」と強調。NPSFの統計データによると、2013年には2.3%だったインドの合計特殊出生率(TFR)はやや低下しているものの、減速のペースは安定していない。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年7月14日