中国道路交通安全協会とハイヤー配車サービスの神州専車はこのほど、「妊婦専用ハイヤー安全サービス規範」を共同で発表、妊婦を乗せた送迎サービスを行う車両および運転手の基準を定めた。北京青年報が報じた。
○ハイヤーサービス、乗客が妊婦の場合は制限速度を制定
神州専車はこのほど、中国道路交通安全協会と共同で「妊婦専用ハイヤー安全サービス規範」を発表した、妊婦専用配車アプリをリリースした。規範によると、ハイヤーサービスを行う車両が妊婦の乗客を乗せる場合、制限時速を厳格に守らなければならない。穏やかな運転を心がけ、上下の揺れを最大限抑え、急ブレーキは厳禁や頻繁な車線変更は厳しく禁じられ、時速60キロを超えるスピードで走行してはならない(緊急時を除く)。
担当者は、「時速60キロは、主に都市の道路で求められる制限速度だ。高速道路など特に制限速度が設けられている道路では、その制限時速に基づいた基準が適用される」と紹介した。
○運転手は基本的な応急措置・応急手当の知識が必要
神州専車の王培強CEOは、「妊婦専用ハイヤーサービスは、一般ハイヤーをグレードアップした商品で、車両と運転手に対する基準が一般車より高い。例えば、車両については、車齢3年以内の中・高級モデルを採用している。車内には、エチケット袋、腰枕、胎教CDなどを配備しており、妊婦が乗っていることが分かるステッカーが貼られている。運転手は、運転手としての業務歴が3年以上であるほか、犯罪歴がないことが保証されている。さらには、応急措置・応急手当研修を受け、妊婦に対する基本的な応急措置・手当の知識を備えている必要がある。