中国は10月7日12時13分、酒泉衛星発射センターから高分解能・リモートセンシング商業衛星「吉林1号」の打ち上げに成功した。同衛星は10日に初の衛星写真を伝送した。これは国家体育場(通称「鳥の巣」)付近の画像で、川の流れや競技場の赤いトラックをはっきり見て取ることができる。新華網が伝えた。
同衛星は一般人の生活とも密接に関連しており、同衛星の打ち上げは、吉林省の農業、都市計画、都市地図、観光業などに重要な影響を及ぼす。農業に関しては、リモートセンシング映像に基づき、吉林省の栽培面積、発芽率、生産高を知ることができる。さらに衛星によって、自然災害の発生場所をより迅速かつ正確に判断できる。都市計画に関しては、衛星の映像により、規定違反の建築物がどこにあるかを簡単に発見できる。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年10月12日