第14回国際市民オリンピック2015が26日、成都白鷺湾湿地公園と猛追湾遊泳場で開催され、ウォーキング、サイクリング、スイミングの3項目が実施された。市民の競技大会であるこのオリンピックは国内外問わず多くの一般市民をひきつけ、午前と午後それぞれの選手点呼の際には白鷺湾湿地公園の正門は人で埋め尽くされた。日々の生活を健康に楽しく過ごそうと、大会はとりわけ高齢者の参加が目立った。成都日報が伝えた。
22キロを完歩したというイタリア出身のある高齢者は、5つのスタンプが押された参加プレートを自慢げに掲げ、完歩証を受け取っていた。「私にとっては嬉しい栄誉。持って帰って、パンダの故郷を完歩したと孫に伝えるよ」と興奮した様子で話し、パンダが描かれたスタンプを指して、「このスタンプは成都でしかもらえない」と喜びを表した。
70歳や80歳の高齢者が数多く参加するこの大会の光景は非常に特別で、外国人参加者の姿は尚一層記者の目を引いた。昔は世界各地の大会に参加していたという74歳になる日本人の源部芳子さんも今大会の参加者の一人。何年も前からウォーキングイベントに積極的に参加するようになったという源部さんは、日本で開かれたウォーキングイベントで数人の中国人のウォーキング愛好家と知り合い、その後連絡を取るようになり、今ではとても親しい仲になっているという。さらに、中日友好交流ウォーキング愛好会を作り、一緒に様々なウォーキングイベントに参加するようになった。今年大連で開かれた第13回大連国際ウォーキング大会にも参加したという。しかも、彼女らは親しくなっただけでなく、ウォーキングで様々な奇跡を残している。「今日のウォーキングは実は最近で4ヶ所目。先日西安の漢城湖を一周するイベントに参加し、その後洋県のウォーキングイベントに参加してから成都に飛んで、今回の市民オリンピックに参加した。しかも、白鷺湾だけでなく市内あちこちを歩いて回って成都の文化を堪能した。本当に美しい街ね!」と源部さん。「これが終われば西安に戻ってまた歩き、最後まで歩き続ける」と元気よく語った。(編集IM)
「人民網日本語版」2015年9月30日