ある中国人が最近、日本でタクシーに乗ろうとしたところ、「中国人」であることを理由に乗車を拒否されたため、タクシー会社にクレームを出したところ、タクシー会社の役員らが謝罪文を持って謝罪しに来たとのエピソードを、微博(ウェイボー)に投稿した。会社側は運転手に対する厳しい処分と、すべての従業員に7月31日と8月1日の2日間、特別研修会を行い、乗車拒否をしないよう意識教育を徹底したという。海外網が報じた。
同投稿者は微博で、「日本で長年生活しているが、『中国人』を理由に乗車拒否されたのはこれが初めて」と怒りをあらわにしている。
当時、投稿者は中国から来た友人数人と夕食後にタクシーで有名ホテルに戻ろうとしたところ、運転手に「分からない」と言われ、詳しい住所を説明すると言っても、「知らない」と失礼な態度で答えられたという。投稿者は、「この運転手は、日本のサービス業に汚点を付けた」としている。
同エピソードに、中国のネットユーザーも注目し、「日本のサービス業も落ちぶれたもんだ」、「プロの運転手としてのレベル低すぎ」、「日本にも時々こういう人がいる」との声を寄せている。
一方で、「会社の役員が謝罪に訪れるなんて驚き」、「運転手は悪いけど、タクシー会社はなかなかのもの」などと、タクシー会社の対応を称賛する中国のネットユーザーもいる。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年8月3日