最近、西安の医療関係者の間で、微信(Wechat)のソーシャル機能「モーメンツ」に投稿されたある写真が話題になった。この写真は、9歳の女の子が手術台に横たわり、第4軍医大学口腔病院歯科・歯髄科の屈鉄軍・医師が跪いた状態で手術を進めている様子を撮影したもので、ネットユーザーから「いいね」が殺到し、屈医師の姿は「最も美しい姿勢」と称えられた。華商報が伝えた。
屈医師は、手術について次の通り話した。
9歳の患者は、外傷を受けて歯が貫通したことで、慢性的な炎症により奇形が発症した。非常に複雑な病状で、手術による治療が必要となった。だが、手術する部位は約5ミリメートル、口蓋の角に当たる部分で、一般的な手術に用いる顕微鏡では照らすことができず、施術者が頭に手術用ミラーを装着して手術を行うしか方法がなかった。この時、医師の目線は、患部である歯と平行した状態を保つ必要があるため、うつ伏せあるいは跪く体勢をとるしかなかった。また、将来、この少女の口腔内を美しく保つために、美容整形手術用のメスを使った。