国家文物保護装備産業基地の設立式が13日、重慶市南岸区南坪西部新区で開かれ、重慶が独自に開発した初の発掘作業車が登場した。この発掘作業車は今年下半期、考古調査の現場で正式に使用される見通しだ。中国新聞網が伝えた。
白いトラックの形をした発掘作業車は、車内の長さが8.4メートル、高さが2.5メートルで、8つのシステムが搭載されている(文化財保存システム、文化財洗浄システム、長距離通信システム、事前探査システム、専門家テレビ会議システム、航空撮影システム、現場環境・現場分析システム、計器システム)。生産コストは900万元(約1800万円)で、1年で約3台生産可能。
担当者の説明によると、墓の発見後、実験プラットフォームはまず長距離通信システムでネットワークに接続し、航空撮影システムによって墓全体の写真を撮影する。位置特定後、専門的なチームが穴を掘る。事前探査システムの探査用ロボットは穴に入り、内部を撮影する。ロボットはカメラと温度計により、墓の中の温度と画像を同センターに送る。画像化後、専門家テレビ会議システムによって共有・分析し、発掘計画を立てる。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年6月15日