西沙諸島の2015年度海底考古調査隊はこれまでに、珊瑚島1号沈没船遺跡から7体の石像を含む37点の石製品を引き揚げ、海底発掘作業をほぼ終了し、段階的な成果を手にした。現在までに得られている資料によると、これらの製品は清代中期に海外に移住した人々が国内で注文して作らせた建材で、輸送船の事故により同海域に留まったものと推測される。北京日報が伝えた。
西沙諸島は有名な「海上シルクロード」の経由地で、中国人が歴代に渡りここで生産・生活を行っている。ゆえに海底には多くの文化遺産が残されている。写真は、三沙市永楽群島珊瑚島沖で、引き揚げた石像の表面付着物のサンプルを採集する考古学者。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年5月21日