国際サッカー連盟(FIFA)は、2026年ワールドカップ大会(W杯)の開催地選考手続きを延期すると発表した。人民網が英BBC報道を引用して伝えた。
スイスの検察当局が、2018年と2022年のW杯開催地選考をめぐる規則違反行為について現在調査を進めていることから、FIFAは、2026年W杯開催地の選考手続きを延期せざるを得なくなった。
もともと、2026年W杯開催地は、2017年5月にマレーシア・クアラルンプールで開かれるFIFA総会で投票により決定する予定だった。2026年大会の有力候補とささやかれている米国のほか、カナダ・メキシコ・コロンビアなどが名乗りを挙げると見られていた。
現在、2018年ロシア大会と2022年カタール大会について、調査が進められている。これまでに、FIFA監査・コンプライアンス委員会のドメニコ・スカラ委員長は、「調査の結果、ロシアとカタールの開催地決定までのプロセスにおいて規則違反行為の証拠が見つかれば、両国は開催権を剥奪される可能性がある」と話している。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年6月12日