2015年2月末の時点で、個人旅行で台湾を訪問した中国大陸部の住民の数は延べ218万6400人。うち、14年は、前年比125.8%増の117万9000人を記録し、同年だけで全体の37%を占めるなど、同政策は軌道に乗っている。
台湾紙「旺報」は、中国大陸部の中国旅行社協会の鐘暉・理事が3月に明らかにした統計として、14年、台湾を訪問した中国大陸部からの観光客のうち、25-34歳の観光客が32.41%、15-24歳の観光客が19.76%と伝えた。つまり、同2グループだけで、全体の50%以上を占めていることになる。
これまで、中国大陸部からの観光客には、台湾最大の湖・日月潭や阿里山などの観光スポットが人気だったのに対し、自由旅行で台湾を訪問する若者の旅行の仕方は多元化し、台湾の美しさや文化をじっくり楽しむようになっている。
また、美食も人気の一つ。台湾の「東森旅游雲」の報道によると、第18回海峡両岸旅行業聯誼会が3月に、中国大陸部からの観光客に最も人気の台湾の美食を発表。トップは73%の台湾料理で、以下、麺料理の担仔麺、牛肉麺、姜母鴨(鴨の鍋料理)などが続いた。香港からの観光客に最も人気だったのは、小龍包(ショーロンポー)と牛肉麺だった。
夜市の屋台料理では、中国大陸部と香港からの観光客のうち7割以上が「蚵仔煎(カキ入りオムレツ)」を好み、最も人気だった。一方、台湾人おススメの屋台料理は、蚵仔煎、タピオカティー、臭豆腐だ。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年4月16日