海峡両岸観光交流協会(海旅会)と台湾海峡両岸観光旅行協会(台旅会)は18日午前、協議の結果、大陸部住民の台湾個人旅行を認める第5期試行都市を発表した。海口、フフホト、蘭州、銀川、常州、舟山、恵州、威海、竜岩、桂林、徐州の11都市では、今年4月15日から、台湾への個人観光旅行が認められる。人民網が伝えた。
海旅会の劉克智・秘書長は、18日に行われた記者会見において、「統計データによると、2014年に台湾を訪れた大陸部観光客は、前年比47%増の延べ321万8900人に達した。2014年の台湾入境者総数は、同23.6%増の991万200人、うち大陸部住民が40.2%を占めた。大陸部は引き続き、台湾にとっても最大の顧客源となっている」と述べた。大陸部観光客の台湾旅行のさらなる簡便化を図るため、海旅会は、「大陸部住民の台湾地区旅行管理規則」など関連規定に基づき、北京佰程国際旅遊有限公司など海外ツアー主催業務に携わる48社を第6弾大陸部住民台湾地区旅行業務取扱旅行社に指定した。これにより、台湾ツアーを主催する大陸部の旅行社は311社に達した。
2011年6月28日に大陸部住民の台湾個人旅行の試行が始まって以来、これまでに4期に分け、大陸部36都市の住民に対して台湾個人旅行が解禁された。過去4期で対象となった都市は、それぞれ次の通り。
第1期:北京、上海、厦門(アモイ)
第2期:天津、南京、重慶、成都、広州、杭州、深セン、福州、済南、西安
第3期:蘇州、武漢、寧波、青島、鄭州、瀋陽、長春、石家荘、長沙、昆明、南寧、合肥、泉州
第4期:哈爾濱(ハルビン)、太原、南昌、貴陽、大連、無錫、温州、中山、煙台、ショウ州
(編集KM)
「人民網日本語版」2015年3月20日