(8)香港株や米国株への個人投資が可能に
自由貿易区内では、自由貿易口座を個人が開設することができる。大陸部外の個人も自由貿易口座を開設できる。関連する細則が打ち出された後、個人は、自由貿易口座を通じて香港株や米国株など大陸部外の資本市場に投資できるようになる。より多くの国外の銀行が自由貿易区に入って現地の銀行と競争するようになれば、庶民の財テクの選択肢も増える。
(9)エンタメの鑑賞も便利に
規定によると、自由貿易区は、完全外資の娯楽場所やエンタメ企業の設立を許可しており、関連企業の熱い注目を浴びている。上海自由貿易区では昨年、米ネダーランダー・ワールドワイド・エンターテイメントが入居した後、台湾地区の映画監督の頼声川の事務所や韓国の有名エンタメ企業などが次々と入居している。
台湾海峡両岸の経済貿易協力を核心とした福建は、香港や東南アジアとも地理的な接点を持っている。自由貿易政策の実施が始まれば、台湾・香港・マカオさらには東南アジアの文化企業やスターらを引きつけること間違いなしだ。
(10)ゲーム機は正規ルートで
自由貿易区の設立はゲーム好きにも朗報となる。マイクロソフトのXbox OneやソニーのPS4を正規ルートで手に入れることはもはや夢ではない。規定によると、自由貿易区は、外資企業がゲーム設備の生産や販売に従事することを許可しており、上述の2ゲーム機もすでに中国での発売を成功させている。国内の巨大なゲーム市場が開放されつつあり、今後はより多くの海外のゲーム製品が正規ルートで入手できるようになる見込みだ。(編集MA)
「人民網日本語版」2015年3月26日