半月をかけた人民網による「中国人の腕時計購買実態調査2015」の結果が、10万近いネットユーザーの参加によって、このほど明らかになった。
1、女性向け腕時計市場の拡大、50歳以上の消費者による腕時計収集
今回の10万人の調査によって、依然として腕時計愛好家の中心が男性であることがわかったが、68%対32%の数字が示しているように、中国における女性向け腕時計市場が拡大していることが明らかとなっている。
購買年齢層から見ると、50歳以上の時計愛好家は52%を占める。彼らの中には社会的、収入的に安定した地位にいる人々も多い。また、調査結果によると、これらの人々が腕時計を複数購入する目的は収集であることが明らかとなった。
2、月給の3倍をかけて腕時計を購入、消費者の価値観が日増しに成熟
調査結果によると、例えば、月給が5千元(1元は約19.4円)の腕時計愛好家がいたとすると、その理想とする腕時計の値段は1万から1万5千元ほどである。つまり、月給の2から3倍の値段の腕時計を購入しようとする。これは、先進国の腕時計消費基準とほとんど一致し、中国の腕時計消費者の価値観が成熟していることを覗わせる。