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中国とカナダ、ビザ有効期限を最大10年に延長 (2)

カナダにとって「存外の喜び」

人民網日本語版 2015年03月09日15:37

Canadian News Press紙の報道によると、具体的詳細は未発表だが、有効期限10年のカナダ訪問マルチビザ発給策の登場は、カナダにとって存外の喜びに違いないと報じた。中米両国は昨年、相互ビザ緩和策を実施した。米国政府は当時、「2013年、180万の中国人が米国を訪れ、210億ドルの経済収益と10万以上の雇用ポストをもたらした。今回、ビザ有効期限を10年に延長することで、これらの収益は倍増するだろう」とコメントした。これより前に、フランス、英国、スペイン各国も、ビザ優遇策を急ぎ制定し、申請から発給までの時間を「24時間から48時間」まで短縮した。このように、欧米諸国の中国人観光客争奪戦は、極めてし烈な様相を呈している。

カナダ政府はすでに、中国国民に対して、10年期限のマルチビザ発給を行っている。カナダの中国語テレビ局CGCTVの報道によると、これは、昨年、中国人富豪の受け入れを制限したことに対する補償的な政策という。

カナダ「グローブ・アンド・メール」は、中国・カナダ両国による相互ビザ有効期限延長策によって、商務や親族訪問で両国を行き来する人々に多大な便宜がもたらされると評している。カナダには中国からの移住者が数多く居住しており、仕事で頻繁に両国を往復するカナダ人ビジネスマンも多い。中国と米国が昨年末、相互にビザ有効期限を10年に延長したことで、カナダ政府も、米国と同じようなビザ緩和策の実現に希望を持ち、努力を重ねてきた。(編集KM)

「人民網日本語版」2015年3月9日


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