不動産登記暫定条例が2015年3月1日より施行される。今後、集団土地所有権、建物等建築物の所有権などを含む10種類の不動産権利が、全国で統一的に登記されることになる。専門家は「不動産市場の状況が全面的に明らかにされる」と指摘する。国土資源部(省)は不動産登記の実施細則を急ぎ打ち出し、統一された帳面・証書をできるだけ早く配布すると同時に、不動産統一登記情報プラットフォームの建設をスタートする計画という。人民日報海外版が伝えた。
▽10種類の不動産権利を統一的に登記
不動産登記の対象範囲は以下の通り。
(一)集団土地所有権
(二)建物等建築物、構築物の所有権
(三)森林、林木の所有権
(四)耕地、林地、草地等の土地の引受経営権
(五)建設用地使用権
(六)住宅用地使用権
(七)海域使用権
(八)地役権
(九)抵当権
(十)法律規定が登記を必要とするその他不動産所有権
専門家は、「これら不動産権利の登記を通じて、全国の不動産のデータと分布、休眠状況を明らかにすることができる。これは、不動産市場調整の長期メカニズムのために、権威ある基礎資料を提供することにもなる」と指摘する。
▽不動産登記制度の3つの基本的機能