求職者の多くが、履歴書を完成させるのに多大な時間を費やす。だが、雇用主は、心を尽くして書かれた履歴書を最後まで読むとは限らない。英国の政府系青少年サービス機関「National Programme of Civic Service」によると、求職者の激増に伴い、雇用主が求職者の履歴書に眼を通す時間はわずか8.8秒、雇用主の半分が「6秒以下」しか読んでいないという実態が明らかになった。海外メディア報道を引用して中国新聞網が伝えた。
「National Programme of Civic Service」はこのほど、イギリスの雇用主500人を対象としたアンケート調査を実施した。2014年、役職のつかないポストの求人に対する応募者数は平均93 人にのぼり、2013年比倍増した。一部の大企業では、このポストに400人が応募する場合もあり、雇用主が彼らの履歴書を細かくチェックできる状況ではなくなった。
そのような状況のもと、求職者はどうやって自分の存在を雇用者にアピールすることができるのだろうか?英国人企業家Lenney氏は、「卒業生は、履歴書に、応募するポストに関係が深い課外活動や個人の趣味を盛り込むなど、単に在学中の学業成績を書き連ねるだけではなく、十分に個性をアピールしなければならない」と提案する。
このほか、雇用主の多くは、「文法的に誤りのある文章」「誤字や当て字」「常識から逸脱した書式」に対して、良い印象を抱いていないことが、調査の結果明らかになった。よって、求職者は、履歴書を作成する際に、これらの点に気をつける必要がある。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年1月22日