1月18日、シュートを止める中国のGK王大雷(右)
中国の見事なプレーが前半に出なかったとしたら、後半は少し危なかったかもしれない。後半に入ると、朝鮮の攻撃が俄然勢いを増した。王大雷は何度も朝鮮の猛攻を防ぎ止めたが、57分、ついにそのゴールが破られた。朝鮮のFWチョン・イルグァン(鄭日光)のシュートが中国のDF張琳芃によってゴールラインでかろうじて遮られたが、そのボールが中国FW 郜林に当たって跳ね返り、オウンゴールとなった。これを境に、中国はゴール前で何度もピンチに陥った。ロスタイムにはいっても、王大雷は朝鮮の極めて強烈な攻撃を必死でクリアした。
幸いにも、結果は2対1で中国の勝利に終わった。中国が厳しい状況に続々と見舞われたグループリーグで全勝できたポイントは、彼らの「精神力」にあったといえよう。中国代表は22日、優勝への期待を一身に受けた開催国オーストラリアと準決勝で対戦するが、中国の意気はそう簡単には沈むとは思えない。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年1月19日