中国の有人潜水艇「蛟竜号」は14日に南西インド洋竜キ熱水鉱床で潜水作業を行い、透明な生物と、長さ30センチ・直径3センチの蛇に似たピンク色の生物を発見した。このピンク色の生物の中間部分には、気泡で膨らむ2つの箇所があった。科学者はこれについて、海底から水面に浮上したことによる、圧力の変化によって生じた可能性があると判断した。新華網が伝えた。
記者が蛟竜号の母船「向陽紅09」の実験室を取材したところ、完全に透明な生物はすでに3つに分断されており、内臓を見ることができた。船の科学者は、この生物の正体を特定できていない。
現場指揮部によると、蛟竜号は同日、低温熱水鉱床で硫化物の形成を測定する装置や生物捕獲器などを投入し、さらに新たな熱水噴出口を発見した。3つの熱水噴出口では5つの煙突型のサンプルを収集し、他にも2種類の熱水保圧サンプルと15匹のオオコシオリエビを収集した。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年1月16日