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中国の発展が世界経済を全面的に書き換えている

人民網日本語版 2015年01月14日08:17

米国の未来学者ジョン・ネイスビッツ氏はこのほど、「中国のメガトレンド」に続く最新刊「イノベーション・イン・アジア」を引っ提げて中国を訪れ、取材に答える中で、「発展に続く十分な力をもった中国は、世界経済の局面を根本的に変えるパワーとなっている。世界経済の重心は北から南へ移りつつあり、150の新興エコノミーを主体とする南方圏経済ベルトが世界経済の局面を再構成しつつある。大変革は今後相当の長期にわたり国際経済局面における『新常態』(ニューノーマル)になる」と述べた。「経済日報」が伝えた。

▽中国経済の後発組としての強みが続く

ネイスビッツ氏は「メガドレンド・アジア」から「中国のメガトレンド」まで、マクロ的な独特の視点で中国の過去約30年間の改革と発展を論証してきた。中国の現在の全面的な改革プロセスについては、「『新常態』の下での中国経済の発展では、成長ペースのギアシフトは表象に過ぎないが、実際は必然的なことであり、発展モデルの転換と産業の最適化・バージョンアップこそが本質だ。当面の経済は下方圧力が目立つが、中国は生態環境の保護をより重視し、科学技術の進歩とイノベーションの潜在力を一層発揮させようとしており、これに個性化や多様化した消費が徐々に主流になっていること、外資導入と海外進出が同時に進んでいることなどの好材料が加わって、今後数十年の中国経済の成長に向けてより多くのエネルギーが蓄積されているところだ。こうした構造調整がもらたす後発組としての強みは必然的に長く続く持続可能なものになる」と述べた。

ネイスビッツ氏は、「最近の状況から考えて、中国は『新常態』の下で引き続き7~8%の経済成長率を維持する実力を備える。長期的にみれば、中国の今後数十年の経済発展ペースは引き続き世界のトップクラスを維持する。未来の中国の経済成長を牽引する原動力は高効率の投資であり、具体的にはインフラ、新エネルギー、環境保護、対外貿易の付加価値、知的財産権の保護、イノベーション・研究開発などの分野で投資を拡大することにある。これと同時に、市場の役割をより発揮させ、未来の新興産業の発展の道を模索し、デジタル化やインターネットといった新業態が発展のメリットをもたらすようにする必要がある」と予測する。


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