騰訊(テンセント)が出資する「微衆銀行」が18日にテスト営業を開始し、4月18日に正式に対外開業することがわかった。昨年営業を認可された民営銀行のうち最初にテスト営業する銀行となる。順調に行けば、最初の民営銀行5行すべてが上半期に開業となる見込みだ。新京報が伝えた。
▽顧客を招いてテスト営業
微衆銀行は昨年7月25日、設立申請を正式に認可された。登録資本は30億元(約572億円)で、騰訊と百業源投資、立業集団がそれぞれ株式保有率30%、20%、20%で主要株主となった。
微衆銀行はテスト営業期間中、内部の分析と情報のふるい分けを通じて、ターゲットとなる一定の範囲の顧客グループを招いてテスト営業を行い、招待する顧客の数を少しずつ増やしていく計画だ。
テスト営業期間に招くターゲットの顧客は主に、微衆銀行と騰訊集団の内部の従業員。テスト営業システムと製品の運用がうまくいくかを試し、問題を発見して修正するためである。
微衆銀行がまず試すのは、オンラインの貸付商品である。消費の場で顧客が「先に消費し、後で支払う」というモデルで、14日間は利子がつかない。オンライン販売サイトの「京東」の「京東白条」や「螞蟻金融服務集団」の「花唄」なども同様の消費者信用貸付である。
▽民営銀行5社、上半期に登場