(8)商業不動産が供給過剰 モデルチェンジ・アップグレードが必須に
2014年12月23日、中国の商業不動産最大手、大連万達集団の不動産部門である大連万達商業地産が香港取引所に上場し、同取引所としては過去3年間で最大規模の新規株式公開(IPO)となったことで、商業不動産に注目が集まった。統計によると、中国で開業しているショッピングモールは3500カ所以上、2015年には4千カ所に達する見込み。さらに2025年までに7千カ所が開業する見込みで、中国のショッピングモールの総数は1万カ所を超えることになる。新たなプロジェクトが各地で始まる一方で、一部地域では飽和現象も生じており、競争の加速と淘汰、モデルチェンジ・アップグレードが不可避となっている。