同書は、淡くやわらかないわさきちひろの作風と、黒柳さんの躍動感がありあたたかい作風がマッチし、読む人をピュアな気持ちにさせる。中国語版の出版発表会に合わせて、黒柳さんは、「どんな子供でも、一緒に手をつなげれば楽しく成長できることを、トットちゃんを通して多くの読者に分かってもらえたらと思います。『絵本 窓ぎわのトットちゃん』を読み終えて、皆さんが笑顔になってくれたらとてもうれしい」とメッセージを寄せた。
1981年に出版された「窓ぎわのトットちゃん」は、日本だけでなく、アジア各国を含む世界各国で大ヒット。中国でも、2003年に発売されて以来、約800万部のベストセラーとなり、12年連続で全国販売ランキングの上位に入るなど、「中国児童書界の奇跡」と言われている。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年1月12日