だが南京市第一病院骨科の桂鑑超・医長は取材に対し、「障害が残るどころか、アグブーツが原因で問題が起こったという患者もほとんどいない」と証言する。底が平らなアグブーツは室内履きに適しており、屋外で長時間履けば足部にダメージが加わることが考えられる。だが障害が残るという言い方はいささか誇張と言わざるを得ない。「長期にわたって履いていると、足の腱や筋膜に負荷がかかり、腱炎や筋膜炎になることはあり得るが、変形や障害に至る可能性は低い」と桂医師は語る。「そもそもアグブーツを6カ月以上履くという人がいるのか。それで問題が起こるのは、ブーツを履いたからではなくて、脱がなかったからだろう」
アグブーツを選ぶ時には何に注意すればいいのか。桂医師によるとまず、サイズの合ったブーツを選ぶ必要がある。次に、土踏まずが浅い人と深い人がいるが、アグブーツは底が平らなので、土踏まずが深い人は履くのには適していない。また骨格が発育期にある青少年や子供も、長い間履くと脚の骨格の発育に影響をもたらす可能性があるので、履かない方がいい。さらにブーツの中に中敷きを敷けば、靴の中で脚を固定することができる。(編集MA)
「人民網日本語版」2015年1月8日