台湾紙・聯合報の報道によると、台湾成功大学生命科学学部は黒トマトの試植に成功した。黒トマトは21世紀の「ミラクル野菜」とされており、一般的なトマトよりもアントシアニンを多く含み、抗酸化力が高い。同校は黒トマトの導入が、農家により多くの利益をもたらすことに期待している。中国新聞網が伝えた。
同校の生命科学学部客員教授の蒋鎮宇氏は、「一般的なトマトにはリコピンとカロチンが含まれており、いずれも人体に有益な成分だ。黒トマトは皮が黒紫色で、一般的なトマトにはないアントシアニンを多く含むため、新世紀のミラクル野菜と呼ばれており、欧米で高い値がついている」と述べた。
蒋氏は、「諸外国はこの新たに開発されたトマトの栽培権を確保しようとしており、その販売している種を植えて育った実にはほとんど種がつかない。そのため独自栽培が困難で、メーカーから種を購入しなければならない。本校は導入後、まず品種を安定化させてから、育種技術により種の量産化を実現する」と説明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年1月6日