数多くの在日中国人が共同出資するカフェ「中日カフェ」が21日、東京で開業した。同日、オープニング式典とシンポジウムが開催され、100人近い在日中国人がカフェに集まった。主催者らは、「これは、中国人が海外で初めてクラウドファンディングによって開業したカフェであり、新たに創業した各企業の国際市場開拓のため、融資やコンサルティングなどのサービスを提供したり、投資や提携のチャンスを促進したりすることを目指している」と語った。人民網が伝えた。
中日カフェ(CJ Cafe)は日本の政治、経済の中心地である、日本の国会や首相官邸に隣接した地域にある。クラウドファンディングによるカフェプロジェクトは在日中国人の趙玉富氏、王文芳氏、李晨氏、夏楊氏らが発起人となり、多くの在日中国人の反響を呼んだ。現時点でのパトロンは50人に上る。
趙さんは21日にカフェの開業式典であいさつし、「7月から構想を練り始めた『中日カフェ』は、8月からクラウドファンディングを開始したことで、プロジェクトがスタートした。たった数カ月間で、在日中国人の間で大変大きな反響を呼び起こした。日本では中国人の大部分が貿易事業や人材派遣事業、レストラン経営など伝統的な業界で創業することもあり、革新型企業は決して多くない。その要因は日本市場のビジネス環境が相対的に保守的であるほか、融資や創業コンサルティングなども重要な要因となっている。この状況下で、設立されたこのプロジェクトは単に一つのカフェを開業するというだけでなく、新しい事業を打ち出すことであり、交流や提携のプラットフォームとして、中国人の創業や融資に役立つだろう」と語った。(編集MZ)
「人民網日本語版」2014年12月23日