中国科学技術大学生命科学学院の劉海燕教授、陳泉准教授の研究チームは、タンパク質研究で重要な進展を実現し、特定のターゲット構造を持つタンパク質の全配列を一から設計した。研究成果はこのほど、英科学誌ネイチャーコミュニケーションズに掲載された。科技日報が伝えた。
両氏の研究チームは3種の異なる天然タンパク質の空間構造を設計目標とし、4つの安定した展開構造を持つ人工タンパク質を生成した。さらに核磁気共鳴により、2つの人工タンパク質の溶液構造を解析し、その実際の空間構造が設計目標と一致することを証明した。
劉教授は、「この研究はタンパク質を一から設計する新手段を樹立した。その効果は既存の最良の方法と同じ程度に達するか、これを上回る可能性がある。今後のタンパク質ワクチン、タンパク質薬品の開発に新たな方法がもたらされた」と説明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年11月20日