2014年11月19日  
 

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<企画>中国と縁の深かった高倉健さんが死去 各界から悲しみの声 (3)

人民網日本語版 2014年11月19日13:26

◆中国人の心を鷲掴んだ日本の大スター

中国である程度の年配の大人になると、誰でも高倉健さんを知っている。しかも憧れの大スターだという。もちろん、これにはわけがあって、文化大革命が終息し、開放政策が始まった時に、中国で最初に公開された日本映画が、高倉健が主演の「君よ憤怒の河を渡れ」だったのだ。当時、数年前まで文化大革命の嵐がふき荒れていたため、多くの中国人が精神的に「ホッとしたい」という思いでいっぱいだった。同映画で、高倉さんは、寡黙で男らしい検事・杜丘冬人を演じ、若者の間であこがれの的となった。同映画は観客動員数延べ1億人の過去最高記録を作った。

当時の高倉さんは、中国の男性映画スターのイメージにも大きな影響を与え、1970年代、中国のテレビや映画で人気となったのは、色白の若い俳優だった。「君よ憤怒の河を渉れ」で高倉さんが演じた寡黙で毅然とした杜丘が、中国の映画に変化をもたらし、「もてる男性」のイメージも確立したのだ。>>

現在、40-50代の中国人であれば、同映画のセリフなどを詳しく説明できるだけでなく、登場人物も鮮明に記憶している。


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